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カリオストロ

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カリオストロ

かりおすとろ

アレッサンドロカリオストロ伯爵(1743年 - 1795年)

18世紀のヨーロッパを股に掛けて活躍した医師錬金術師/山師。

カリオストロ伯爵と言うのは自称で、本名ジュゼッペ・バルサモ。

当初は美貌の妻を使っての美人局などを行いながら各地を転々としていたが、やがて当時の神秘嗜好の流行に乗って、錬金術医療やテーブル降霊術のような形の予言・遠視の儀式を行うようになり、賞賛と糾弾の両方の声を集めた。また欧州各地に活動を広げていたフリー・メーソンに参入し、フランスエジプト儀礼分派を設立したことでも知られる。

フランス王妃マリー・アントワネットを巻き込み、フランス革命の遠因になったとも言われる高額詐欺事件「王妃の首飾り事件」の裁判被告の一人になったことで特に有名。

しかし1789年には法王庁から異端の嫌疑を受けて逮捕され、1791年に終身刑を言い渡される。1795年獄死

ただし死後も「死亡通知は偽装で、実はどこかで生きているに違いない」という噂が絶えなかったという。

カリオストロのエピソードは生前から多くの戯作や音楽の題材にされた。著名なところではアレクサンドル・デュマ(大デュマ)が長編小説「ある医師の回想」の二章「ジョゼフ・バルサモ」と「王妃の首飾り」(首飾り事件が題材)を、シラーが長編小説「見霊者」(ただし未完)を、またゲーテが「首飾り事件」を題材に、カリオストロがモデルと見られる人物「ロストロ」を事件の黒幕とした喜劇戯曲「大コフタ」(「偉大なるコプト人」等と訳されることもある)を書いている。ゲーテのこの作品については評価が分かれるが、これにヴォルフが曲をつけた「コフタの歌」は有名。

また、モーリス・ルブランはこの怪人物の逸話を元に、若き日のアルセーヌ・ルパンの敵役としてカリオストロ伯爵夫人を登場させた。

参考文献

種村季弘著「山師カリオストロの大冒険」(ISBN:4006020678)

フィリップ・ブリュネ著、小林修訳「フリーメーソン封印の世界史 教科書が絶対教えない〈現代文明ダークサイド〉 西欧〈近代合理精神〉が今なお撒き散らす科学の毒」(ISBN:4198607567)

イアン・マカルマン著「最後の錬金術師カリオストロ伯爵」(ISBN:4794213425)

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