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ガトリング

一般

ガトリング

がとりんぐ

外部動力によって6つ(またはそれ以上)*1の砲身を回転させ、連続的に装填・発射・排莢を行う仕組みの銃器。

その基本型が発明されたのは機関銃よりも古く、1862年にR.J.ガトリングによって手動で砲身を回転させるガトリング・ガンが開発された。

日本に導入されたのは意外と早く、戊辰戦争において佐賀藩長岡藩によって使われたという記録が残っている。戊辰戦争の主力であったのはエンフィールド銃を代表とする単発銃であったため、連続発射が可能で弾幕を張れるガトリングは脅威‥‥、になるはずであったが、高価な弾薬に巨大なガタイ、そしてなにより導入した丁数の少なさから実際には費用の割に効果は大きくなく、結果、その後日本における機関銃の運用を遅らせる原因にもなった。

その後ガトリング自体も機関銃の発展によってすっかり忘れ去られたが、それから半世紀後、機関銃よりもさらに高速に弾幕を張れる利点が高速戦闘機の武装として注目されることとなり、バルカン(20mmバルカン砲・M61)、船舶用の対艦ミサイル防衛システム(ファランクス)、対戦車用ガトリング(30mmアベンジャー)など車両・航空機搭載用装備として戦場に返り咲いた。

現在は砲身の回転・装填・排莢をバッテリーを繋いだモーターによって行っており、機関銃であれば一発の不発弾で射撃不能に陥る可能性があるが、ガトリングガンでは不発弾があっても強制排気されるため連続射撃が可能であるのも利点である。

ちなみに、映画などには歩兵用携帯ガトリング・ガンが登場することがあるが、ガトリングガンを駆動させるには大容量のバッテリー(トラック用24Vバッテリーが二本)が必要であるため、実際の戦場で歩兵が携帯火器として使うことはまずありえない。

*1アニメや漫画では6つ以下の場合がある。