ペルー文学におけるポスト・ジョサ世代の代表格ということでしたので、読んでみたのですが、飛んでもハップン歩いて十五分、その手は桑名の焼き蛤でした。 幾たびもペドロ (集英社): 1983|書誌詳細|国立国会図書館サーチ ●シリーズ編集委員 篠田一士|鼓直|桑名一博 ●装幀 菊地信義 訳者野谷サンによる解説でも、ペルーの傷痕文学ともいえる、インディヘニスモ小説の頂点としてアルゲダスが現れ、戦う作家としてジョサが登場したとあり、アウトラインにまちがいはないのですが、巨匠のあとには小物が乱立し、本格のあとにはパロディ旋風が吹き荒れる、と言った定説もまた、人類史に普遍的にみられる現象だった、を確認するだ…