(チェコ語:Kutná Hora、中世チェコ語:Hory Kutné、ドイツ語:Kuttenberg)
チェコ共和国中央ボヘミア州の都市。13世紀から16世紀、プラハを凌ぐ経済・文化・政治都市だった。「クトナー・ホラ歴史地」が1995年に世界遺産へ登録された。
ボヘミアン・ラプソディ 第6話 臆病王マーティン後編 西暦948年2月、臆病王マーティンの母である王太后シビレが酒に溺れた結果、この世を去った。この頃から目を悪くして眼鏡を手放せなくなったボヘミア王であるが、同時に徐々に精神をも病み始める。その始まりとなったのが彼の少年時代に摂政を努め、晩年はオポラニア公の妻となって同盟の架け橋となった母の死であった。その後も兄弟、友人、妻を失い、孤独を深めていった晩年には静かな狂気へと沈んでいく。そんな男の後半生をここから語っていきたい。 西暦949年1月、臆病王は従兄弟であるチャースラフ伯と7年前にボヘミア王暗殺未遂事件を引き起こして光を奪われたリトムニェ…
ボヘミアン・ラプソディ 第5話 臆病王マーティン前編 西暦929年10月、ボヘミア王に即位した15歳のマーティンは気性が激しく勇敢で武勇に優れた父ヴァーツラフとはほぼ真逆の人物であった。寛容で謙虚、臆病な性格で成人後にすぐに「臆病者」の異名を得て臆病王の名で呼ばれるような男だった。だが、皮肉なことに勇敢な父王が短い治世で大きな戦争が少なかった王なのに対し、臆病王は50年以上に渡る長い治世といくつもの戦争に巻き込まれ続けた王であった。父のように自身が戦陣に立つことは生涯無く、戦いは全て配下の将軍に任せていた。そして臆病王のボヘミア王国にとって戦争とは華やかな騎士物語のような戦いでなく、ただ嵐が過…