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クリーピング・インフレ

(一般)
くりーぴんぐいんふれ

【creeping inflation】
1年に2〜5%といった比較的緩やかな率で持続的に物価が上昇するインフレのことで、しのびよるインフレと訳される。
 インフレーションを分類する場合、上昇速度による分類と、原因による分類がありますが、上昇速度による分類では、一番激しいのがハイパー・インフレ(超インフレ)、続いてギャロッピング・インフレ(駆け足のインフレ)、一番緩やかなのがクリーピング・インフレ、の順になっています。また、原因による分類は非常に複雑ですが、ディマンドプル・インフレコストプッシュ・インフレ輸入インフレ信用インフレなどがあります。
 クリーピング・インフレという言葉が生まれたのは、1970年代の欧米においてです。この頃のクリーピング・インフレは、労働組合の力が増し、労働生産性を上回る賃金上昇が恒常化したためで、一種の先進国病によるものでした。したがって、一種のコストプッシュ・インフレであったということができます。

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