ドーパミンD2受容体遮断薬。フェノチアジン誘導体(脂肪族系)。最も古典的な抗精神病薬の一つ。
1950年に抗ヒスタミン薬として合成され、1954年以降、精神病の治療薬として広く使われるようになった。現在でもしばしば用いられる。非常に広い臨床用途を持ち、「統合失調症,躁病,神経症における不安・緊張・抑うつ,悪心・嘔吐,吃逆,破傷風に伴う痙攣,麻酔前投薬,人工冬眠,催眠・鎮静・鎮痛剤の効力増強*1」などに使われる。<コントミン><ウインタミン>などの商品名で販売されている。
*1:「コントミン糖衣錠12.5mg/コントミン糖衣錠25mg/コントミン糖衣錠50mg/コントミン糖衣錠100mg」添付文書の「効能又は効果」の項より引用