これまた今読んでいる『ロシア語メモ』の中でロシア文学といったらいかついものばかり想像されるけど、こんなロマンチック?かわいい?のもあるよ、と紹介されていた小説。 ロマンチックと評されていたかどうか、本が今手元にないので確認できないけれど、このタイトルのようなキラキラしたロマンチックな話では全然なかったけれど、1940年代のソビエトの様子を垣間見ることができ、会社の労働環境悪化について皆でぼやいてるときに「なんか急に急進的なこと言い出したこの人」と笑わせるくらいには社会主義が体に浸透したらしい。 むちゃくちゃ面白いと思ったのは、これまでよく見てきたモスクワやサンクトペテルブルグのお話ではなくて、…