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ケネス・フランプトン

読書

ケネス・フランプトン

けねすふらんぷとん

ケネス・ブライアン・フランプトン(Kenneth Brian Frampton)はアメリカ建築史家、コロンビア大学建築都市修景学部ウェア終身教授。


1930年イギリス・ウォーキン生。

ギルドフォード建築学校、1956年ロンドンAAスクール卒業。

ダグラス・ステファンパートナーズ(1961-66)等で建築家として勤務、この間ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(1961-64)やAAスクール(1961-63)等で教鞭をとる。

1972年よりコロンビア大学で教鞭をとる。また同年より1982年までニューヨーク建築都市研究所のフェロー。二年の準備期間ののち、ピーター・アイゼンマンらとともに雑誌『オポジションズ』創刊。

ハル・フォスター編『反美学ポストモダンの諸相』において「批判的地域主義」概念を提出し、『テクトニック・カルチャー、19-20世紀建築の構法の詩学』においてはさらにそれを発展させた概念の一つとして「結構」を提出した。

前著が収められたフォスターの書名が誤解を招きやすいとはいえ、フランプトンはポストモダニズムにはいささか批判的である。その立場は批判的地域主義に依拠したり、経済性や商業主義のみに回収されない建築が持ち得る形態性や結構性という観点からの建築実践の自律性にその都度依拠したりする、ある種のモダニズムを擁護するところにある。また「われわれの世代に特徴的な持つマルクス主義観点から」という言葉(eg. Modern Architecture: A Critical History、冒頭)からも推察されるように、他方ではオールド・マルキスト的な「建築の社会的(道徳的)責任」という視点も保持し続けている。


主著に『テクトニック・カルチャー、19-20世紀建築の構法の詩学』(松畑強+山本想太郎訳、TOTO出版、2002)、『反美学ポストモダンの諸相』(ハル・フォスターらと共著、室井尚+吉岡洋訳、勁草書房、1987)他。




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反美学―ポストモダンの諸相

反美学―ポストモダンの諸相