晴。 坂本龍一『SMOOCHY』(1995)を聴く。坂本のアルバムから一枚というとき、これを選ぶ人は多くないように思える。坂本は常に高度資本主義の中心にいながら簡単に消費されることなく、生涯豊かな創造性を発揮した、それに尽きるように思う。最先端の、いつもオシャレで、カッコいい音楽。(彼が亡くなってすぐにこのような言い方はよくないかも知れないが。)それは、晩年にエコロジー、自然主義というような方向へシフトしても、本質的に変わることはなかった。いまこのアルバムを聴いても、とにかく圧倒される才能の豊かさだ。SMOOCHY スムーチーアーティスト:坂本龍一,売野雅勇,大貫妙子,高野寛,宮沢和史フォーラ…