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コスタリカ方式

(一般)
こすたりかほうしき

(画像はイメージです)
小選挙区と比例区で交互に立候補すること。
立候補しようとする選挙区が競合する候補者同士で、選挙があるごとに小選挙区と比例区を交代しながら立候補することで、立候補の調整をすることを指す。
同一の小選挙区に同じ政党の候補者が2名いる場合、一方が小選挙区に公認として出馬すれば、他方は比例代表にまわって出馬する。
そして、次の選挙では、小選挙区と比例区を入れ替えて選挙戦に臨むことになる。
コスタリカ方式では、候補者同士で協定を結び、このような出馬方法を互いに約束する。

使用された例

小選挙区比例代表並立制が導入された1994年、目の前に控えていた総選挙(1996年実施)における候補者を調整する目的で、当時自民党の幹事長だった森喜朗前首相がコスタリカ方式を提案した。
それまでの総選挙では、定数が3人以上となる中選挙区制だったため、いくつかの選挙区で立候補の競合が出てきたためだ。
北海道13区で北村直人議員と鈴木宗男議員のコスタリカ方式をはじめ、自民党で、9組の協定が成立したことがある。また、連立与党内の選挙協力として使われることもある。
ただし、呼び名の由来となったコスタリカでは、地元と国会議員の癒着を防ぐ目的で同一選挙区からの連続立候補を禁止しているに過ぎない。
候補者双方に納得してもらって選挙を進めようとする日本のコスタリカ方式とは趣旨が違う点は注意が必要。

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