コデックス

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コデックス

こでっくす

(羅:Codex 西:Códice)

古い冊子状の写本のこと。蠟を塗った木の板の上に文字を記し本のようにとじたもの。巻子本の「ヴォリューム?(羅:volumen)」や「スクロール(英:scroll)」と対比される。古代末期、水に弱く耐久性の乏しいパピルスによる巻物から、羊皮紙葉(フォリオfolio)を重ね合わせてとじたコデックスへと書籍形式が変化するが、これは中世キリスト教写本挿絵に急速な発展を促した。中世写本は、不透明な絵具で豪華に彩色され、挿絵も全ページにわたって描かれるようになり、板絵や壁画に匹敵する中世美術の一分野をなした。写本の構造的な研究のことを写本学(Codicology)という。