スズメダイ科のルリスズメダイは全長約7cmになり、伊豆半島以南の西部太平洋に分布している。主な生息場所はサンゴ礁の浅瀬で、九州以北で見られるものは幼魚と思われる。オスは全体が青で、目のところに黒いスジが入っている。ソラスズメダイと混同されることが多いが、本種は青一色で、黄色が入っていないので区別がつく。 ルリスズメダイのオス(奄美) メスも青一色だが、尾ビレが透明なのが相違点。このことから昔はオスとは別種と考えられ、コバルトスズメという和名だった。1975年に発刊された図鑑で、コバルトスズメはルリスズメダイのメスと訂正された。しかし、その後もしばらくはコバルトと呼ぶ人が多かった。どうやら観賞魚…