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コミュニケーションデザイン

一般

コミュニケーションデザイン

こみゅにけーしょんでざいん

コミュニケーションデザインとは、情報のやり取りや対人コミュニケーションのような情動を含んだ広義の交通と、計画性にもとづく合理的な設計という2つの意味の複合語で、(1)情報通信の効率性をあげるための設計理念や実践という意味と、(2)人間のあいだの適切な対人コミュニケーションの具体的な設計および実践などのことをさす。

グッドデザイン賞の部門にはコミュニーションデザインという用語が冠されたものがあるが、具体的な定義は示されておらずウェブデザインやソフトウェアの設計などが受賞作品になっている。2008年5月に照会したところ、グッドデザイン賞の当該の領域での審査に先立ち定義というものはおこなっていないが、コミュニケーションデザイン領域における審査対象は「広告やプロモーション活動、広報活動、各種媒体(プログラム、実体を伴った機会)、ソフトウェア」などにあるということである。

この指摘は穏当ではあるが、人々が考えるコミュニケーションデザインに関する領域と大きく逸脱していないように思われる。コミュニケーションデザインの名を冠した大学組織や企業名も見受けられている。実際に下記にあげるように、コミュニケーションデザインの名を冠した大学院、学部、専門学校の教育研究組織は、このメディア美学的形式を取り扱うコミュニケーションを取り扱うものが多い。

他方、教育研究機関においてもコミュニケーションデザインを、そのような形式上の操作を社会的な関係の構築(ないしは操作)と考えるところもある。例えば2005年4月に開設された大阪大学にあるコミュニケーションデザイン・センターという組織では、コミュニケーションデザインの定義を「専門的知識をもつ者ともたない者、利害の立場の異なるひとびと、そのあいだをつなぐコミュニケーションの回路を構想・設計する」と言及している。

また、企業がコミュニケーションデザインの名前をつけたもの(企業名、研究所という名のコンサルテーション業務など)には、企業と顧客や社会との関係のあり方のビジネスモデルを提供するものが多い。つまり経営学的なコミュニケーションのデザインがビジネスモデルとして提案されている。

ウィキペディア(日本語)のコミュニケーションデザインの定義をめぐっては、最初の提案者がウィキペディア(英語)からの翻訳を試みた形跡があり、その訳語からくる違和感をめぐり日本語のレビューアーから異論がなされ、現在のところ明快な定義は与えてられていないようである。

(■は大学院、□は学部および専門学校

大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)について

  http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/about/

名古屋芸術大学メディアコミュニケーションデザイン選択コース

  http://www.design.nua.ac.jp/media_com/media_com/index.html

京都造形芸術大学情報デザイン学科コミュニケーションデザインコース

  http://www.kyoto-art.ac.jp/art/infodesign/communication.html

広島国際学院大学情報デザイン学部情報デザイン学科コミュニケーションデザイン専攻

  http://www.hkg.ac.jp/id/specialty/cd.html

多摩美術大学大学院デザイン専攻コミュニケーションデザイン研究領域

  http://urbanecology.jp/lab/communication-design.html

大阪成蹊大学芸術学部情報デザイン学科コミュニケーションデザインコース

  http://univ.osaka-seikei.ac.jp/univ_art/gakka/commu/

札幌国際大学現代社会学部マスコミュニケーション学科(コミュニケーションデザインコース)

  http://www.siu.ac.jp/university/masscom/index.html

大阪美術専門学校総合デザイン学科コミュニケーションデザイン専攻

  http://www.bisen.ac.jp/gakka/sogo/communication/index.html