コルト・パイソン

一般

コルト・パイソン

こるとぱいそん

米国コルト社のリボルバー型拳銃。

1955年、従来から発売されていたコルト・トルーパー(初代)の発展型として登場した高級リボルバーで、熟練工の手作業によるその仕上げの美しさから

リボルバーロールスロイス

と称された。

使用弾薬は.357マグナム弾薬が基本だが、ターゲット用として.38スペシャル弾薬仕様(.357シリンダーに.38スペシャルは装填できるが、マグナム弾薬が装填できない.38専用)などが存在する。

特徴的なベンチレーテッド・リブ(ただしマグナムといえど拳銃弾程度ではそれほど放熱効果を要しないとされる)とフルシュラウド(反動軽減に効果のある)が特徴的な銃身を持ち、銃身長のバリエーションは6インチ、4インチ、2.5インチを基本に8インチの“パイソンハンター”(ピストルスコープ標準装備)や“パイソンターゲット”.38スペシャル、3インチの“コンバットパイソン”等がある。

当初は鋼鉄製のみだったが、1980年代初頭にステンレス鋼製モデルが追加された。

1990年代半ばに生産中止となり、以降はコルト・カスタムショップによる受注生産の“パイソン・エリート”(外見上は銃身刻印程度の差異)となったが現時点では生産終了している。

高い銃身精度と、シングル/ダブルアクション共になめらかなトリガープルを評価される反面、1970年代以降の品質低下や、ライバルであるスミス&ウェッソン社のリボルバーと比較してダブルアクション時のトリガープルが“粘る(次第に重くなる)上に、ハンマーのレットオフ(撃鉄が倒れる)のタイミングがつかみづらい”ため、使いこなしにくいといった評価もある。