
原義:compliance 和訳:法令遵守 略称:コンプラ
法律や規則、社会規範などに背くことなく、企業活動などを行うこと。
法令違反に対する内部告発の制度(公益通報者保護法など)が整備される中、企業活動にとってコンプライアンスは重要な経営方針になりつつある。
コンプライアンスの種類
口語では企業コンプライアンスの意味合いで使われることが多い。
企業コンプライアンス
- 企業の法令遵守
服薬コンプライアンス
- 患者が薬を処方どおりに飲むこと
機械的コンプライアンス
- 物体の伸縮性・可塑性を定量化した物理量。バネ定数の逆数。
弾性コンプライアンス
- 物体の伸縮性・可塑性を定量化した物理量。弾性率の逆数
コンプライアンスの弊害・問題点
永遠不動の法律は存在しない。法律は常に社会の動きに沿って改定される。このため、無批判に吟味することなく法令に従えば良いというものでは無い。無責任主義の言い訳に使われたり、かえって現場が萎縮してしまって柔軟な行動を制約しかねない場合もある。
広義のコンプラ
法律の条文のみならず、法の精神を理解した上で遵守する意味を含むため「倫理法令遵守」という言葉が用いられることもある。この場合、法的要請の教条主義だけでなく、広く社会的要請に応えるべきという考えに近い。
締結された契約の履行管理もコンプライアンスとよばれる。契約書の作成や文言の精査も、特に海外企業との契約が多い企業にとっては、コンプライアンス部門の重要な業務となっている。
目次
- コンプライアンスとは
- コンプライアンスの種類
- 企業コンプライアンス
- 服薬コンプライアンス
- 機械的コンプライアンス
- 弾性コンプライアンス
- コンプライアンスの弊害・問題点
- 広義のコンプラ
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