世界第14位の高峰、標高8,027mの山である。サンスクリット語で「神の座」(Gosainthan)を意味する。
チベット語ではシシャパンマ(Shishapangma)といい、「牛も羊も死に絶えて、麦も枯れる地方」を意味する。
「ゴサインタン」は、篠田節子の小説の題名としても知られている。
1.チンギス紀 17(北方謙三) 著者渾身のライフワークである「大水滸シリーズ」がついに完結。「水滸伝19巻」、「楊令伝15巻」、「岳飛伝17巻」に続く「チンギス紀17巻」ですから、全部で68巻。気の遠くなるようなページ数です。著者は直木賞選考委員を退任した際に「最後の長編に挑みたい」と表明しましたが、それは本シリーズの続編になるのでしょうか。ただ本書には「書き切った感」が強く出ているので、そうではないように思えます。短編でよいので未来へと続くエピソードなど書いてくれると嬉しいのですが。 2.大仏ホテルの幽霊(カン・ファギル) 強いて分類するなら、メタフィクションの手法で書かれたゴシックスリラ…
大手ゼネコン勤務の加茂川一正は、ダイビングのために訪れたインドネシアの小島で海中に聳え立つ仏塔を発見します。まるでボロブドゥールのストゥーパのような仏塔は、11世紀にアラビア人が島に上陸する前の文明の遺物なのでしょうか。かつてボロブドゥール遺跡公園整備に携わった一正は、この遺跡の保護を自らの使命と心に決めてゼネコンを退社。身軽な大学の非常勤講に転身して、古代遺跡の存在を疑う考古学者の藤井、文化人類学者の人見淳子とともに本格的な調査に乗り出します。 しかし本書は単純な冒険ロマン小説ではありません。彼らの前に立ち塞がる現実的な障壁は厚いのです。先住民をあからさまに侮蔑するイスラム系の島民たち。開発…
文庫の新刊案内! 今月発売の文庫本&注目本をまとめました。 このページについて 2024年1月発売 レビュー 勝手にセレクト!今月の注目本 内容紹介(出版社より) このページについて ここでは文庫化された小説やエッセイなどをピックアップして掲載しています。読み逃した本、文庫されるまで待っていた本と出合えることを目指します。※詳細はリンク先のAmazonで。 // あけましておめでとうございます☆ 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます 2024年1月発売 ※赤文字は当サイトにレビューありです。 ■織守きょうや 花束は毒 (文春文庫) ■東川篤哉 もう誘拐なんてしない (文春文庫) ■西村賢太 …
休みの日や出勤がゆっくりな日に、朝風呂が嬉しい季節になった。 朝は暖房のタイマーをかけて温まった部屋で起きているけれど、体は案外冷えていて、冬の時季は朝風呂を楽しむのがここ数年の定番になっている。気ままな一人暮らしだから叶えられる贅沢かもしれない。 湯船に浸かりながら毎回、温泉に行きたいなぁと思ったり、いや家のお風呂でも十分と思ったり。ゆったり浸かるとその日一日、気分にも余裕ができ、優雅な気持ちで過ごせるみたい。 先月から手首の調子が悪くて湿布を貼っている。体の歪みと姿勢の悪さからきていると思う。ヨガやストレッチをすると軽減されるので。さらに夜と朝、湯船に浸かった日は手首の調子も良い気がする。…
札幌【占い.口コミ.当る.2023年・下半期】北大前、夢占館(ゆめせんかん)の石原聖山(いしはらせいざん)『北区の占いの父』が貴方の【2023年!!下半期、干支(えと)癸卯(みずのとう)】を的確に占う!2023年9月18日(月) 札幌北区の占いの父ー 夢占館(ゆめせんかん)の石原聖山が貴方の『2023年!!干支(えと)癸卯(みずのとう)下半期』を的確に占う!占い歴25年、お悩み相談人生アドバイザー『占い&お悩み相談BOX夢占館(ゆめせんかん)』ー石原聖山の元気が出る世界の名言,格言をあなたに・・・2023年9月18日(月) 2023年後半!!【あなたに訪れる運命】金運・結婚運・恋愛運・仕事運(…
篠田節子 著『ドゥルガーの島』の紹介。 ニッポン放送あなたとハッピー!2023年9月14日放送分 新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ! 毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 ニッポン放送あなたとハッピー!2023年9月14日放送分 ドゥルガーの島:篠田節子 内容 放送内容 篠田節子プロフィール 感想 ドゥルガーの島:篠田節子 ドゥルガーの島 作者:篠田節子 新潮社 Amazon 内容 大手ゼネコン勤務の加茂川一正は、インドネシアの小島で海底に聳え…
■評価:★★★☆☆3 「宗教団体を作る」 【小説】仮想儀礼のレビュー、批評、評価 『ゴサインタン』『女たちのジハード』『スターバト・マーテル』『インドクリスタル』『鏡の背面』の篠田節子著、2008年12月刊行のエンタメ小説。 【あらすじ】ゲーム作家に憧れて職を失なった正彦は、桐生慧海と名乗って、同じく失業者の矢口と共に金儲け目当ての教団「聖泉真法会」を創設する。悩める女たちの避難場所に過ぎなかった集まりは、インターネットを背景に勢力を拡大するが、営利や売名目的の人間たちの介入によって、巨額の金銭授受、仏像や不動産をめぐる詐欺、信者の暴力事件、そして殺人など続発するトラブルに翻弄される。 ざっく…