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サバニ帆漕レース

スポーツ

サバニ帆漕レース

さばにはんそうれーす

座間味は、古くは琉球中国との貿易の中継拠点であり、中国への航海自体が危険で命がけでもあった当時は、往路は見送りの人たちに応えるべく身に纏った正装を長距離航海向けの衣服に着替える場所であり、復路においては無事の帰還をいち早く首里に伝える為に狼煙を上げる場所でもありました。

一方、第二次世界大戦では米軍が最初に上陸した島でもあり、多くの犠牲者を生んだばかりか、中国との交易時代には平和を象徴していた那覇までの航路が、沖縄本島への侵攻の道になってしまったのです。座間味〜那覇間で行なうサバニ帆漕レースは、その航路を再び平和の道に戻すと言う意味も併せ持っているんです。(サバニ帆漕レース実行委員会の某氏談)

さて、2000年に開催された沖縄サミットを記念して行なわれた第1回目のレースから数えて、2009年で10回目のレースとなります。炎天下の外洋を帆と櫓だけで渡りきるレースの過酷さが話題を呼び、またフィニッシュ後の何物にも代え難い充足感からか、近年では毎年約40艇が参加しています。さらにレースの為に新しくサバニが造船される等、琉球の素晴しい造船・帆漕技術の次世代への伝承に向けた新たな動きも見られる様になって来ています。