仕事で疲れ果て、趣味も楽しくなくなり、無気力で、考えるのは死のことばかり。死による自身の喪失に対する恐怖に、眠りにつけない日々が続く…。 そんな時期に本書を読んでみました。「死」に対する不安をどうにかしたかった、というのが正直なところです。 ■内容はガチな哲学書 本格的な哲学書であるがゆえに、読み進めるのに苦労しました。AであるときBではないのか的な考察がずっと続きます。論証あっての哲学なんですけどね。自分のおつむではちょっとこんがらがったりします 笑 例えば、魂は存在するのかという考察。 魂は身体と別に存在すると主張する「二元論」と、魂は身体の機能の一部であるとする「物理主義」の二つの見方か…