シャルンホルスト級

一般

シャルンホルスト級

しゃるんほるすときゅう

[Scharnhorst class]

第二次世界大戦時のドイツ海軍巡洋戦艦

ポケット戦艦ドイッチュラント級仮想敵国フランスの対抗心を呼び、戦艦ダンケルク級を生み出した。ベルサイユ条約を破棄したナチスドイツはこれに対抗するため、また北海で優勢な英国海軍に対抗するためにZ計画と呼ばれる建艦計画を立て、戦艦2隻と巡洋戦艦2隻を基幹とする艦隊の建設に乗り出した。

シャルンホルスト級はその基幹となる巡洋戦艦として建造された。

ドイツ海軍の主戦略は、英仏両国とその植民地通商路を分断する通商破壊戦にあり、本級もそれに準じて高速力、大航続力を備えた。

非常に均整のとれた艦型をしており、世界で最も美しい戦艦という評価もある。

当初はドイッチュラント級の4、5番艦として計画されていたため、28cm54口径砲という当時の新鋭戦艦としては砲力に劣る艦であり、通商破壊戦はともかく、決戦兵力としては力不足であったとの評価もある。ビスマルク級と同じ38cm砲への換装計画もあったと言われ、事実38cm砲に対応した高い防御力を持っていた。

また、新式のボイラー(ワグナー缶)を搭載したが、調整が困難で信頼性に欠けた。

大戦中は、白昼堂々の英仏海峡突破(チャンネルダッシュ)作戦が有名だが、全般的にあまり活躍の場はなかった。


性能諸元(シャルンホルスト

基準排水量 31,800t

長さ 全長 234.9m、全幅30.0m、喫水9.91m

出力 165,000shp

速力 32ノット

兵装 28.3cm55口径砲3連装3基9門

   14.9cm55口径砲連装6基12門

   10.5cm65口径高角砲連装7基14門

   37mm対空機銃連装8基16門、20mm対空機銃10門

   カタパルト2

装甲 水線部350mm、甲板105mm

航空機 4

乗員 1669名