Giorgetto Giugiaro
ジョルジュエット・ジウジアーロ
日本語ではジョルジェット・ジュージアーロとも
ジョルジェット・ジュジャーロとも表記される。
1938年8月7日、イタリアはピエモンテ州クーネオ生まれ。
ミケランジェロに触発されて、画家を志し、美術高校に入る。
美大に入りたかったが、たまたま学校でフィアット500の漫画を書いたところ、かのダンテ・ジアコーザに認められ17歳でフィアットに入社。
チェトロスティーレ*1での仕事ぶりに注目したヌッチオ・ベルトーネに引きぬかれ、21歳でベルトーネのスタイリストになる。
1960年、トリノ近郊で兵役中(!)にスプリントGTをデザイン。
1963年のトリノ・ショーで発表され、人気を博す。
1964年のパリサロンで、コンセプトカー、カングーロを発表。
1965年、ベルトーネを辞め、ギアのチーフ・デザイナーになる。
1968年、日本人デザイナー宮川秀之、技術者アルド・マントヴァーニトと共同でイタル・デザインを設立し、30歳にして社長になる。
モーターショー出品用のプロトタイプ製作とメーカーの依頼による量産車のデザイン開発を行う。
1981年ジウジアーロ・デザイン社を設立。
活躍分野はクルマだけにとどまらず、世界屈指のインダストリアルデザイナーとして、
時計、家具、カメラ、鉄道車両、電気製品、果ては酒瓶やパスタまで幅広い分野で数多くの作品を生み出している。
以下は代表作
自動車:
アルファ・ロメオ(ジュリア、スッド、アルフェッタ)
フィアット(パンダ、ウーノ、初代プント)(クロマ)
ランチア (デルタ、テーマ)
マセラーティ(メラク、ボーラ、ビトゥルボ)
ランボルギーニ(ミウラ)*2
フォルクスワーゲン(初代ゴルフ)、
アウディ(初代80)
ロータス(エスプリ)
セアト(初代イビーザ)
サーブ(9000)
ルノー(19、21)
いすゞ(117クーペ)(初代ピアッツァ)(初代FFジェミニ)(ファーゴ)
スバル(アルシオーネSVX)
マツダ(初代ルーチェ)
トヨタ(初代アリスト)
日産(初代マーチ)
スズキ(フロンテクーペ、キャリー)*3
ヒュンダイ(エクセル)
GMデーウ(マティス)
鉄道車両:
イタリア国鉄 ETR460〜ETR480
時計:
セイコー スピードマスター ジウジアーロ
カメラ:
ニコン EM F3 F4 F5 F6
自転車:
ブリヂストン モンテカルロ
家具:
オカムラ コンテッサ
その他:
アリタリア航空 エアバスA321の機内デザイン
など