1960年代後半から始まった演奏形態。
和声や進行などはそれ以前のジャズと変わらないが、リズム面でそれまでの4ビートによる進行感(スイング感)から、8ないし16ビートによって得られる進行感(グルーブ感)を採用している点で大きく異なっている。
また、用いられる楽器に電化楽器が多く、ロックで用いられる奏法等も多く登場することなどから、このスタイルを「モダンジャズ」に分類しないのが一般的な傾向であるが、基本的にはビバップ以来、綿々と続いてきたジャズの発展の最終形態といえる。フュージョンと混同されやすいが、単純にジャズである点でフュージョンとは本質的に異なる。
1977年ごろ死滅し、以降ジャズに新しいスタイルの演奏は生まれていない。