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スー・グラフトン

読書

スー・グラフトン

すーぐらふとん

Sue Grafton(1940年-) アメリカの人気ミステリ作家。

カリフォルニアの女性私立探偵キンジー・ミルホーンを主人公とするハードボイルド探偵小説「キンジー・ミルホーン・シリーズ」(アルファベット・シリーズとも。アルファベット順にAから刊行されている)がベストセラーとなっている。

女性作家によって1980年代に書かれ始めた、自立した女性主人公が活躍するミステリ作品は、日本では”4Fミステリ”(FはFemale。主人公・作者・翻訳者が女性、読者も女性が多い、という作品)として時代の流れにも乗ってブームになった。代表的な4Fミステリとしてサラ・パレツキーによるシカゴの女性探偵V・I・ウォーショースキーの「ヴィク・シリーズ」、グラフトンの「キンジー・ミルホーン・シリーズ」、そして後発(1992年)のパトリシア・コーンウェルによる検屍官ケイ・スカーペッタの「検屍官シリーズ」(スカーペッタ・シリーズ)があげられ、それぞれシリーズものとして固定ファンが多い。参考:Vic Fan Club 岡田春生氏「女性探偵たち、スカーペッタとヴィクとキンジー」 http://www.sgy2.com/vic/mystery/okada01/okada01.html

プロフィール

1940年4月24日、アメリカケンタッキー州ルイヴィル生まれ。父親は弁護士で作家でもあるC・W・グラフトン。1960年代から小説や脚本を執筆、1978年に結婚したスティーヴン・ハンフリーとの共作でもTVの脚本を多数手掛けてきた。1982年に発表したキンジー・ミルホーン・シリーズ第一作『アリバイのA』で注目され、1985年の『泥棒のB』でアンソニー賞とPWA賞を受賞。以後ほぼ年に一作の割合で作品を発表している。

スー・グラフトン著『獲物のQ』早川書房 ISBN:415208507X、著者紹介より(引用にあたり一部表記を変えてあります)

邦訳作品

長篇小説

キンジー・ミルホーン・シリーズ

いずれも早川書房

  1. "A" is for Alibi(1982) 『アリバイのA』嵯峨静江訳
  2. "B" is for Burgler(1985) 『泥棒のB』嵯峨静江訳
  3. "C" is for Corpse(1986) 『死体のC』嵯峨静江訳
  4. "D" is for Deadbeat(1987) 『欺しのD』嵯峨静江訳
  5. "E" is for Evidence(1988) 『証拠のE』嵯峨静江訳
  6. "F" is for Fugitive(1989) 『逃亡者のF』嵯峨静江訳
  7. "G" is for Gumshoe(1990) 『探偵のG』嵯峨静江訳
  8. "H" is for Homicide(1991) 『殺人のH』嵯峨静江訳
  9. "I" is for Innocent(1992) 『無実のI』嵯峨静江訳
  10. "J" is for Judgment(1993) 『裁きのJ』嵯峨静江訳
  11. "K" is for Killer(1994) 『殺害者のK』嵯峨静江訳
  12. "L" is for Lawless(1995) 『無法のL』嵯峨静江訳
  13. "M" is for Malice(1996) 『悪意のM』嵯峨静江訳
  14. "N" is for Noose(1998) 『縛り首のN』嵯峨静江訳
  15. "O" is for Outlaw(1999) 『アウトローのO』嵯峨静江訳
  16. "P" is for Peril(2001) 『危険のP』嵯峨静江訳
  17. "Q" is for Quarry(2002) 『獲物のQ』嵯峨静江訳
  18. "R" is for Ricochet(2004)

研究書

『グラフトンのG』キンジー・ミルホーンの世界 N・H・コーフマン、C・M・ケイ著、嵯峨静江・羽地和世訳
ハヤカワ・ミステリ文庫124-99(2001年6月) ISBN:4150764492
原題:"G" is for Grafton: The World of Kinsey Millhone by Natalie Hevener Kaufman and Carol McGinnis Kay, 1997
アメリカ探偵作家クラブ賞(MWA賞)最優秀評論・評伝賞受賞