宇宙探査機が天体の近くを通ると、天体の重力の影響で軌道が変わる。このとき、天体と宇宙探査機の間では運動量の交換も行われるため、うまく軌道を選ぶと探査機は軌道の微調整だけで大幅な運動量獲得と軌道修正を行うことができる。これをスイングバイと呼ぶ。スイングバイを行うと惑星は運動量を失うが、これはきわめて小さいのでまったく無視しうる。
宇宙探査機は積める燃料が限られているが、スイングバイを使うと、目的地に向かうための燃料を節約できる。80年代以降、NASAのような大きな組織でも予算が縮小され、大型宇宙探査機を直接惑星探査軌道に投入するロケットを打ち上げることができなくなった。そのため、現代では多くの宇宙探査機がいったん金星や地球によるスイングバイを行う。
土星探査機カッシーニは大型の探査機だが、打ち上げコストを削減するため金星-金星-地球-木星(VVEJ)スイングバイを行った。
フライバイとも言う。
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