三浦清宏『運命の謎 小島信夫と私』の最後に、小島信夫の没後に交霊会で小島の霊を呼び出してもらったという記録が載っている。 昨日も書いたように三浦清宏はスウェーデンボルグにハマってロンドンの心霊協会で一年間滞在し、その後も心霊に関する書物をいくつも出している人なので、そういうものが載っていることに驚きはない。ただ会話の中身があまりに空疎なので、載せる価値があったかどうかは疑問に思った。 三浦が信奉(?)していた審神者大西弘泰という人のつながりで、すっかり丹波哲郎ばりの「霊界メッセンジャー作家」になった佐藤愛子のkindle本にも手を出してしまった。 佐藤愛子は瀬戸内寂聴とも交流があったようで、横…