こは、埴谷雄高の政治(?)論文(?)であるところの「永久革命者の悲哀」の原題とされる物なり。 ところでこの論文の既読者にならば明瞭なことである筈だが、ここには二人のスターリンが登場し、天津さえ彼等同士、対話すらするのであり、そしてこの箇所は、この論文の中の、一つの見物を形成していると言っていいだろう。