スペースメン3

音楽

スペースメン3

すぺーすめんすりー

Spacemen 31982年イギリス中央部に位置するラグビー(スポーツのラグビーの発祥地)で結成。中心人物はソニック・ブームと名のるピート・ケンバーとジェイソン・ピアースの二人。86年に1stアルバム『Sound Of Confusion』を発表する。このアルバムには、いままで彼らが聴いてきたMC5やThe Stoogesといった音楽の影響が如実に表れている。彼らのアンチ・ポップスター然とした態度やライヴにおけるバンドのサウンドのヴォリューム、そしてレトロでサイケデリックな照明は観衆に衝撃を与え、音楽メディアも注目し始めた。彼らはカルトバンドの地位を得るまでに成長し、さらにはその地位さえも越える動きを見せた。ただメディアは彼らの音楽そのものよりも、彼らが明け透けにドラッグの常用を認めたことに注目しがちだった。87年の2nd『The Perfect prescriptions』では轟音、ノイズ一辺倒ではなくホーンやチェロを加えて工夫がなされている。。

 その後、メンバーチェンジがあったものの、89年に3rdアルバム『Playing With Fire』を発表。前2作とは決定的に異なり、「hypno-monotony」という言葉があらわすようにゆったりと眠気を誘うような音世界を作っている。曲のクレジットをめぐる問題などで、ソニックジェイソンの確執はこの頃から表面化し、90年に発表された4thアルバム『Recurring』はバンドが分裂していく様子をそのまま示している。このアルバムの中でソニックジェイソンが共作している曲は一曲もなく、また共演もしていない。ジェイソンが4thアルバムのレコーディング中にすでに温めていた、新たなるプロジェクトであるスピリチュアライズドが90年にシングル「Anyway That You Want Me」を発表したことにより、スペースメン3の解散は決定的となった。

 現在のところ当然のことながらスペースメン3本体の活動は全くないが、ソニックの手によって旧譜のリマスター作業が行われている。