挫折と覚醒の阪神ドラフト20年史 小関順二 著 長年「失敗ドラフト」を繰り返してきた阪神は、いつ、どのようにして甦ったのか? 昨シーズン、38年ぶりの日本一に輝いた阪神タイガースには、長く苦しい冬の時代がありました。即戦力として獲得したはずの投手はなかなか機能せず、スタメンには他球団から獲得したベテラン選手が目立つ――。そんなシーズンが長いこと続いていたのです。それが今やどうでしょう。スタメンにはドラフト上位指名の若手が並び、投打ともに12球団屈指のタレント集団へと変貌を遂げているのです。 阪神はいつ、どのようにして生まれ変わったのでしょうか。本書は「ドラフトがチームを変える」をモットーに20…