スンナ派、スンニー派とも。イスラム教の一派。シーア派とともにイスラム教における二大宗派をなし、信者数では多数派(約8割)を占める。
正式には「スンナと共同体の民」という。「預言者のスンナ*1に従う者」の意。なお、スンナを重視するという意味ではシーア派もスンナ派も同じであるが、下記のとおりその流儀において両派は異なる。
シーア派がイマームを重んじてイマームの言動等を通してスンナを解釈するのに対して、スンナ派の場合はムハンマドに直接接した人々(サハーバ、教友という)の伝えた言葉(これをハディースという)を重んじる。また、イスラム共同体の総意(イジュマー)を重視する。
イスラム法学的には四派からなる。
*1:慣行の意