ゼロ年代の想像力

読書

ゼロ年代の想像力

ぜろねんだいのそうぞうりょく

宇野常寛(うの・つねひろ)の著作。

2008年7月,早川書房より刊行。初出は『SFマガジン』2007年7月号から2008年6月号。

決断主義」「新・教養主義」などをキーワードに最近のサブカルチャーを読み解く。

ISBN:9784152089410asin:4152089415

■ 目次

  1.  問題設定――九〇年代からゼロ年代へ/「失われた十年」の向こう側
  2.  データベースの生む排除型社会――「動物化」の時代とコミュニケーションの回復可能性
  3.  「引きこもり/心理主義」の九〇年代――喪失と絶望の想像力
  4.  「九五年の思想」をめぐって――否定神学モラルのあとさき
  5.  戦わなければ、生き残れない――サヴァイヴ系の系譜
  6.  私たちは今、どこにいるのか――決断主義ゼロ年代の現実認知
  7.  宮藤官九郎はなぜ「地名」にこだわるのか――(郊外型)中間共同体の再構成
  8.  ふたつの『野ブタ。』のあいだで――木皿泉と動員ゲームの離脱可能性
  9.  解体者としてのよしながふみ――二十四年組から遠く離れて
  10.  肥大する母性のディストピア――空転するマチズモと高橋留美子の「重力」
  11.  「成熟」をめぐって――新教養主義の可能性と限界
  12.  仮面ライダーにとって「変身」とは何か――「正義」と「成熟」の問題系
  13.  昭和ノスタルジアレイプ・ファンタジー――物語への態度をめぐって
  14.  「青春」はどこに存在するか――「ブルーハーツ」から「パーランマウム」へ
  15.  脱「キャラクター」論――ケータイ小説と「物語」の逆襲
  16.  時代を祝福/葬送するために――「決断主義ゼロ年代」を超えて