2008年4月グループSNEにより発表された、テーブルトーク(電源不要)RPGのタイトル。
1989年に産声を上げ、文庫形態、リプレイ連載、雑誌サポートなどによって瞬く間に広まり、永らく日本のスタンダード・テーブルトークRPGとして鎮座していた、「ソード・ワールドRPG」をリニューアルした。
「ルールブックI(1)」と、同時にリプレイ第1巻が同時刊行。
より高いレベルに応じた、「ルールブックII(2)」「同III(3)」と刊行され、以前の版とは違い、最高レベルを10から15レベルと幅を持たせた。
追加種族、追加技能だけでなく、従来の技能を整理、分割、変更をおこない、ルール的に難のあった箇所にも、大幅な改訂がなされている。特徴を挙げるならば、近年のMMORPGなどのように、多くのマジックアイテムが前作よりも身近な存在として購入しやすくなり、セッションごとに能力値の上昇チャンスがあるなど、より継続したプレイを楽しむことにシフトしている。
ゲーム舞台も、「2.0」にあたって完全に刷新。それまで「ロードス島戦記」「クリスタニア」「魔法戦士リウイ」といった他のシリーズとも世界観を共有していたフォーセリアに変わり、ラクシアと呼ばれる、三本の魔剣によって文明の興った舞台が用意され、魔力のこもった弾丸を発射する銃や、魔法によって稼働する飛行船の存在など、世界観にも大幅な変革が見られる。
旧版のソード・ワールドRPGについてはリンク先を参照のこと。