タケプロン

医薬品、胃腸薬


胃・十二指腸潰瘍逆流性食道炎の治療薬。

胃・十二指腸潰瘍は消化性潰瘍ともいわれ、胃酸の過剰により胃や十二指腸の粘膜が傷つけられる(消化する)ために起こる。この薬は、胃酸の分泌の最終段階で、プロトンポンプというしくみを抑制することによって、胃酸の過剰な分泌を抑え、胃・十二指腸潰瘍を治す働きをする。従来のH2ブロッカー(シメチジンなど)とはまったく違った作用によるもので、その酸分泌抑制効果はより強く、作用も持続性である。胃酸の分泌を抑えるので、胃液の逆流によって起こる食道炎にも効果があり、さらに消化性潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症における除菌治療のためにも用いられる*1

*1:この場合には、タケプロンと合わせて抗生物質のアモキシシリン(商品名「サワシリン」「パセトシン」「アモリン」など)・クラリスロマイシン(同「クラリス」「クラリシッド」)を同時に、1日2回(朝・夕)、7日間連続服用することが必要となる。この薬剤の組み合わせ服用によるヘリコバクター・ピロリ菌の除菌率は80〜90%前後といわれており、除菌失敗の場合は上記の組み合わせのうちクラリスロマイシンをメトロニダゾール(同「フラジール」)に変えた上で再除菌を行うことになる。