こんにちは、NEEDYです。 ギリシャ神話には、タナトスとエロスという神が登場するのですが、映画や小説などの創作物において、このタナトスとエロスはよく物語構造として用いられることがあるようですね。 ここでは、タナトスを死と破壊の概念と定義し、エロスを生と愛の概念と定義して話そうと思います。 僕が好きな映画である是枝裕和の「海街diary」では、監督自身が「映画ではタナトスとエロスがバランスよく配置されるように作った」と言っています。 確かに「海街diary」は、葬式から始まり葬式で終わるというタナトスの漂う物語です。 しかし、そんな中で4姉妹は鎌倉という街に暮らし、たくさん食事をし、誰かを愛す…