眠るときはいつも左を向いて、抱き枕にチョークスリーパーの姿勢でKindleを読みながら寝る。 読書に夢中になっていると黒猫がのっそりとやってきて、横向きの私の上にしっくり香箱を組む。仰向けの人間に乗る猫というのはまま見かけるが、横向きの人間の体側にもこんなに不自由なく乗ってリラックスするものかな、と感心するくらい軽快にごろごろ言いつつ猫は先に寝入る。 こちらとしても、胃の上で寝られるより姿勢が楽なのもあって、横向き二段睡眠はまずウィンウィンといえるフォーメーションではないかと思ってきたのだ。 それがどうしたことか、今日は朝起きると大腿骨あたりがいきなり痛い。ちょうどぴったり夜ごと猫が載るあたり…