スマートフォン用の表示で見る

ツマアカスズメバチ

動植物

ツマアカスズメバチ

つまあかすずめばち

[学名] Vespa velutina

[英] Yellow-legged hornet / Asian black hornet

ツマアカスズメバチは、インドネシアジャワ島を原産とするハチ目スズメバチ上科スズメバチ科の昆虫。

全身は黒色で、和名の「ツマアカ」は腹部の先端が赤みを帯びた色をしていることから名づけられた。

女王蜂は30mmに達し、オスは24mm、働き蜂は平均20mmの中型。

茂みや低木の中、または地中に営巣し、コロニーが大きくなると樹木の上部に引っ越しをする。

すべての昆虫、ハエ類やミツバチ類、トンボ類をよく捕え、非常に高い攻撃性を持ち、一度獲物・敵と定めた相手に対しては、執拗に追跡することが特徴。

日本への影響

日本には存在しない蜂だったが、2013年に対馬で発見され、少なくともその前年には中国からの船に侵入して持ち込まれたと考えられている。

対馬ではニホンミツバチを使った日本古来の養蜂業が盛んに行われているため、ミツバチをエサとするツマアカスズメバチによって、既に甚大な被害が発生している。ニホンミツバチには元来、スズメバチに巣が襲われた際、集団で敵の蜂に群がり、体温を高めて蒸し殺す「蜂球」をつくり撃退するという習性があるが、ツマアカスズメバチの場合、巣への侵入ではなく、巣に戻ってくる直前のミツバチを1匹ずつ個別に襲うことが大半のため、国内のスズメバチと異なりニホンミツバチの持つ自衛手段が通用しないことから、影響が拡大している。