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テッポウウオ

動植物

テッポウウオ

てっぽううお

(鉄砲魚・英名: Archerfish )

スズキ目スズキ亜目テッポウウオ科に属する魚の総称だが、狭義には Toxotes jaculatrix 1種を指す。口から水を発射して水面上の昆虫などを撃ち落として捕食する行動がよく知られている。

体型はタイのように左右に平たい。横から見ると口先がとがり、尾の直前でもっとも体高が高く、水滴を横倒しにしたような体型である。背びれは体の後方についている。

インド東部からインドシナ半島ニューギニアオーストラリア北部、インドネシアフィリピンにかけての東南アジアの熱帯域に広く分布する。淡水域から汽水域の、植物が多く茂ったところに生息し、マングローブ地域にも多い。なお日本には分布しないと思われていたが、1980年沖縄県西表島でも発見された。

水面上の葉に止まった昆虫などを、口に含んだ水を発射して撃ち落とし、捕食するのでこの和名があり、英名 Archerfish も「射手魚」という意味である。口蓋には前方へ向けて細くなる溝があり、そこに下から舌を当てることで喉から口先にかけて水路が形成される。えら蓋を強く閉じることで1 m 以上も水を飛ばすことができる。また、水面近くの獲物はジャンプして捕食することもある。ただし射程距離や命中率には個体差がある。

その捕食行動から水族館などでも人気が高い。