デフラグビー

スポーツ

デフラグビー

でふらぐびー

聴覚障害者によるラグビーのこと。

デフラグビーとは


ラグビーは、意外に音を大切にするスポーツです。自分の後ろにいる人にしかパス出来ないという、特殊なルールをこなして行くには、声をかけ合うことが重要とされ(これは、コーリング=Callingというラグビーのテクニックの一つとされています)、声をかけずにプレーするのは、大変難しいことです。

そして、チームの意思を統一するために、会話することは、とても大事なのです。一般的に認知されているスポーツの中で最大の、1チーム15人を必要とするラグビーは、より多くの話し合いが持たれ、コミュニケートの計られているチームが有利といえるでしょう。

また、レフェリーの吹くホイッスルの音も、ゲームの要素の一つといえます。反則などでプレーを止める必要が生じた時、レフェリーはホイッスルを鳴らしますが、その音が届かなければ、混乱が生じ、試合が無秩序なものになりかねません。

上記のように、このスポーツは音の要素をとても大きく取り入れています。

そのラグビーに今、聴覚に障害を持つ人たち(デフ=Deaf)が取り組んでいるのです。デフラグビーは、この10年間で、ニュージーランド(NZ)から世界へ広まり、急速に育って来ました。

2002年8月には、NZオークランドで世界大会が開かれ、ウェールズが初代王座を射止めました。

障害者といわれる人たちと、健丈者といわれる人たちの間には、残念ながら相変らず隔たりが存在すると言わざるを得ません。これをなくし、ノーマライゼーションの実現に向けて進むには、両者がより密接な結び付きを持つ必要があります。そのきっかけを作る最高の場面が、この"デフラグビー"ではないでしょうか。

そのためにも、聞こえの違いに関わらず、より多くの人がこの活動に参加することが大切なのです。                        文責 長田 耕治