David Arnold
映画音楽の作曲家
映画音楽デビューは、テクノ風サウンドを前面に押し出した1993年の『プレイデッド』。その後一連のローランド・エメリッヒ作品における派手なブラスを多用したオーケストラ・サウンドで認められるようになるが(『インデペンデンス・デイ』のアルバムを聴くと、ブラス演奏者が途中からへばっているのが分かる)、『GODZILLA ゴジラ』製作中の対立から袂を分かつ。
1997年に担当したジェームズ・ボンド映画『トゥモロー・ネバー・ダイ』での作曲が、現代版ジョン・バリーとでも呼ぶべき作風で好評を博し、今に至る。『カジノ・ロワイヤル』ではお得意のテクノを封印し、文字通りの原典帰りの作曲を行い、絶賛を浴びた。