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トルクメン

一般

トルクメン

とるくめん

トルクメンあるいはトルコマンは、中近東で活動したトルコ(チュルク)系民族である。

トルクメン」とは、「トルコに似たもの」「トルコのようなもの」を意味する*1。歴史的には、トルコ系言語を話す諸民族のうち、主に中央アジアで活動していたモンゴロイド的外見を持ちシャーマニズム信仰する「純粋のトルコ」に対し、西アジア中近東に進出しコーカソイド的外見とイスラム教信仰を持つようになった民族が「トルクメン」と呼ばれていた。

より具体的には、11〜12世紀に中央アジアからイラン高原・メソポタミアアナトリアへと進出したセルジューク朝およびその後継諸族がこれに相当する。言語的には、チュルク語族の一派である南西チュルク語(オグズ諸語)を話す民族となる。

現在のトルクメンには、トルコ人(トルコ共和国の主要民族としての)、アゼルバイジャン人、トルクメン人(トルクメニスタンの主要民族としての)、イランイラクなどに点在するトルクメンを名乗るトルコ少数民族などが含まれる。

トルクメニスタンの主要民族としてのトルクメン人は、言語的にはトルクメン(オグズ)の一派であるが、歴史的にトルクメンと呼ばれてきた諸民族との関係は不明。外見的にはモンゴロイドコーカソイドの中間であり、地理的にも中央アジアであることから、いわゆる「トルクメン」というよりも、「純粋のトルコ」の雰囲気を残すトルクメン祖先に近い民族かもしれない。

*1:なお、「トルクメン」という単語自体が何語に由来しているのかは諸説あり、よく分かっていない模様。