Doris
ドリスとも。古代ギリシャの民族名。イオニア人、アイオリア人と並ぶ古代ギリシャ三大民族の一。 ヘレネの子のドロスを祖とする。 紀元前11〜10世紀ごろにペロポネソス半島などに侵入、スパルタなどを築いた。
なお、ギリシャの古典建築様式の一つ、ドーリア式(ドリス式)が彼らの名に由来することは言うまでもない。
ルスポリ宮殿は、B&Bだったりホテルだったり(レジデンツァ・ルスポリ・ボナパルテとレジデンツァ・ナポレオーネⅢは関係者、他のの2つはテナントだと思いますが)、 Splender Suite Rome www.splendorsuiterome.com Hotel La Place Roma laplaceroma.com Residenza Napoleone Ⅲ www.residenzanapoleone.com 100年以上の歴史の飲食店だったり、高級ショップのテナントだったり、またメンモ財団という公益財団の本拠地になって美術展なども開催されますが、多分に漏れず維持には苦労されているらし…
War and Peace and War: The Rise and Fall of Empires (English Edition)作者:Turchin, PeterPlumeAmazon 第7章までで第1部:帝国創成編(Imperiogenesis)が終わり,ここから第2部:帝国病編(Imperiopathosis)になる 第2部 帝国病:帝国の崩壊 第2部では繁栄を極めた帝国や強国がどのように崩壊に向かうのかが詳しく説かれる.第1部ではアサビーヤのブラックホールのような団結心の崩壊だけが描かれたが,第2部では,経済的要因,デモグラフィック要因,社会階層要因なども考察されていく. 最初…
ヴィトルヴィウスがローマンコンクリートの秘密を記したことを、僕はコロッセオ4で書きました。このヴィトルヴィウス(Marcus Vitrvius Pollio B.C.80頃-B.C.15頃)に関する記録はほとんどなく、何年に生まれ何年に亡くなったのか、どのような人生を過ごしたのか正確な情報はありません。しかしヴィトルヴィウスが残した人類最古の建築理論書「De architectura(直訳すると"建築について”)」は彼の名前を今に伝えます。この「De architectura」はB.C.30年ごろにまとめられ、皇帝アウグストゥスに献上されたと言われます。そしてこの建築理論書は、全10巻に分けて…
エーゲ文明でも見られたようにギリシャ人文化は明るい人間中心的であった。 人々は多神教の宗教を信仰し、オリンポス12神を崇拝した。 ギリシャ神話にも12神は登場し、ゼウスを最高神としてそれぞれが世界の秩序を守っていると考えられた。 ゼウスの神の像 →神々と人間との関わりを描く叙事詩が登場し、これがギリシャ文学の先となった。 ホメロスの書いた「イリアス」や「オデュッセイア」、ヘシオドスの書いた「神統記」などが有名である。 また、紀元前6世紀にはイオニア地方のミレトスを中心にイオニア自然哲学が発展した。 →自然哲学の祖と呼ばれ、万の根本を水であると考えたタレスや、万の根本を原子であると考えたデモクリ…
アテネと同じく、スパルタもギリシャ世界を代表するポリスであり、紀元前8世紀には貴族政治が行われていた。スパルタ教育の語源となったとも言われるこの国では、軍国主義的規律のもと生活が営まれていた。 スパルタ王レオニダス1世 (Jastrow作、wikipediaより) ドーリア系のギリシャ人約1万人が非ドーリア系の被征服民を奴隷として農業に従事させた。この階級の人々をヘイロータイと呼ぶ。また、商工業に従事した人々をペリオイコイと呼ぶ。 →市民の数倍に及ぶ奴隷階級の反乱に備える必要がでてくる。 →貴金属貨幣の使用を禁止したり、持ち分地(土地)を公平に分配したりすることで市民の結束を高めるとともに鎖国…
エーゲ文明と呼ばれる青銅器文明がヨーロッパ公演を起こした。 エーゲ文明はクレタ文明とミケーネ文明という2つの文明の概念である。 紀元前2000年頃、クレタ島で起きたクレタ文明はクノッソス宮殿に特徴づけられるように、城壁など開放的で、また生き物を描いた壁画が存在し、外敵などに悩まされない平和な文明であったとまた、現在も未解読の線文字Aが用いられた。また、クッソノス宮殿はミノタウロス伝説でも有名である。 ギリシャ本土では、北方からギリシャ人が移住して紀元前16世紀にミケーネ文明が起きた。この文明は巨大な城壁を持つなど軍事的な文明であり、文字Aをもとにした線文字Bとと呼ばれる文字が用いられ、ここはヴ…
2月9日(金)、指揮者の小澤征爾(1935年~)が2月6日(火)に88歳で亡くなったことが報じられました。 ここでその経歴を紹介するまでもなく、日本人のクラシック音楽家で世界的に最も知られた偉大な指揮者でした。 率直にいうと、私自身は、特にファンということではなかったのですが、改めて手元にあるCDを見てみると、それでも、それなりの数、小澤が振ったCDがありました。いわゆるドイツものなどは、私の好みとちょっと違うことが多く、スタンダードな名曲のCDは少ないのですが、改めて一通り聴き直してみました。 ここでは、このブログでこれまで紹介していなかったCDを、おおむね録音の古い順に紹介したいと思います…
日本史 今日は日本史から学習をした。 江戸時代の社会経済 引き続き内容は江戸時代の社会経済である。 今回はその中でも、交通に焦点を絞って学んだ。 五街道と三都 五街道とは、以下の5つを指す。 東海道:江戸~京都、海沿いを通る。 中山道:江戸~草津、山の中を通る。 甲州道:江戸~下諏訪 日光道中:江戸~日光 なぜ日光によるのか?というと、家康の墓である日光東照宮があるからである。 奥州道中:宇都宮~白河 三都とは、以下の3つの都市を指す。 江戸 約100万人(人口の半分は武士、残り半分は商人)の消費都市。 江戸幕府の将軍がいる江戸城があるため「将軍のお膝元」と呼ばれた。 大坂 人口は約40万人の…
世界史 今日からギリシア世界の歴史に入った。 ギリシアで1番古い文明はクレタ島でうまれた「クレタ文明」である。 クレタ島 地図はWikipediaより引用。 地図の下のほうにあるCreteがそれだ。 中心地クノッソスには城壁がなく、クレタ文明は、明るく平和的・海洋的な文化であったことがわかる。 次に紹介するのは、「ミケーネ文明」である。 これは現在のギリシアでうまれる。 巨大な城塞をもち、戦闘的な文化であった。 当時ギリシアには、以上のような文明が成立されていたが、 その後、ギリシア人の侵入が始まる。 鉄器を使用するドーリア人や、イオニア人、アイオリス人の侵入により、ミケーネ文明は崩壊。 40…
コロッセオを実際に間近でみると、その巨大さの割に重々しさや野暮ったさが感じられません。あれだけ見上げるような巨大な建物であっても、見た目の印象は重厚というよりむしろ軽やかですらあります。 ◾️デザインの妙 その理由は大きく2つに分かれる(と僕は思う)。 一つ目:楕円のフォルム 円形闘技場(Amphitheatrum)は、ギリシアの半円形劇場をもとにローマ人が発明した建築です。日本語では「円形闘技場」といいますが、実際は円ではなく、美しい楕円形をしています。ラテン語の「Amphitheatrum」は直訳すれば「観客席に囲まれた劇場」なので、「円形闘技場」とは日本独自の、実際とはちょっと外れた呼び…
2023年12月、アテネ市内のビザンティン教会を観光。 目次 アテネ市内のビザンティン教会めぐり Holy Church of Saint Catherine (聖カタリナ聖堂) Soteira Lykodemos (ロシア教会) Hagios Nikolaos Rangavas(アギオス・ニコラオス・ランガヴァス) Hagios Ioannis Theologos(アギオス・イオアニス・テオロゴス) Metamorphosis Sotiros(メタモルフォシス・ソティロス) Church of the Holy Apostles(聖使徒聖堂) アクロポリスとアクロポリス博物館 (adsbyg…
はじめに 1.古代ギリシアの成立 2.アケメネス朝とギリシアの戦い 3.スパルタ王レオニダス 4.王の“決死”の覚悟 5.テルモピレーの戦い 6.レオニダスの死 最後に はじめに アナトリア出身のギリシア人歴史家で、「歴史の父」と称されるヘロドトス。 名著『歴史』は、ペルシア戦争を題材としていますが、彼自身がエジプトや中東地域をめぐり歩いた際の記録も記されており、諸国の民族誌も兼ねているといえます。 さて、『歴史』には、後半3巻にペルシア戦争の経緯が詳しく記されています。 今回はそこに登場するスパルタ王レオニダスに焦点を当てていきましょう。
原題は「In weiter Ferne,so nah!」(遠くて、とても近い) 「ベルリン・天使の詩」(1987)の続編で (ヴェンダースは続編というより、統一後のベルリンを探索したかったらしい) 第46回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ受賞 主題歌はU2の名曲「en:Stay (Faraway, So Close!)」 しかも本物のゴルバチョフ大統領が特別出演(笑) 批評性や商業的には成功しなかったそうですが 前作とは違った意味で、いい映画だと思います ウィレム・デフォー演じる「時間(の擬人化)」 ”ファーザー・タイム”に馴染みがなく 悪人か善人なのか、わかりにくいところはありましたが(…
エーゲ文明は古代ギリシアにおける最古の文明で、非ギリシア人およびギリシア人が築いたとされる。この文明は、トロイア、ミケーネ、ミノアの三文明を含む広範な文化圏を形成し、キクラデス文明やヘラディック期ギリシア本土の文化なども含まれている。ドイツの考古学者シュリーマンによるミケーネ遺跡の発掘により、その存在が確認された。 前期エーゲ文明は比較的平和な時代であり、戦争も少なかったと推測される。この時代の王宮は城壁もなく開放的な構造で、海洋民族の特徴を反映していた。しかし、後期エーゲ文明では城塞が特徴となり、より防御的な構造を持つようになった。エーゲ文明は地中海を通じて古代オリエントと近接しており、他地…
6日目はアテネ観光~パルテノン神殿~ 6日目はアテネ観光~新アクロポリス博物館~ 6日目はアテネ観光~フレスコ・ヨーグルトバー~ 6日目はアテネ観光~遺跡いろいろ~ 6日目はアテネ観光~中央市場~ 6日目はアテネ観光~お食事事情~ 6日目はアテネ観光~パルテノン神殿~ アテネに着いた日は、知人とライトアップされたパルテノン神殿を街中から見て、6日目にあらためて。世界的に有名な観光ポイントなので、朝7時にホテルを出て向かいました。 ホテルが郊外(ノボテルアテネ)だったので、そこそこ歩いたんですが街の雰囲気を見るのも好きなので、全部徒歩で行きました。約40分。 ネット情報によると、パルテノン神殿の…