ドクターヘリとは医療機器を装備したヘリコプターを病院の救命救急センターに常駐させ、消防機関などからの出動要請に応じて、医師と看護師が同乗して現場に急行し、患者に対して救命医療を行い、病院へ搬送する事が出来る専門のヘリコプター。
日本に初めて正式にドクターヘリが配備されたのは2001年4月のことで、2015年8月現在では、全国38道府県に46機のドクターヘリが配備されている。
ヘリコプター内には、酸素呼吸器や輸液ポンプ、心電図モニター等が積載されている。
ヘリコプターの運行は、航空機使用事業の操縦士と整備士が行う。機種は各会社が選定するのが基本だが、最近では病院側の要望に合わせて選定することもある。運用効率の面から小型ヘリコプターが使用されるケースが多く、ユーロコプターEC135、マグダネルダグラスMD900、川崎重工MBB・BK117などが採用さることが多い。
運用中の病院
北海道
- 医療法人渓仁会手稲渓仁会病院(2005年4月)
- 旭川赤十字病院(2009年10月)
- 市立釧路総合病院・釧路孝仁会記念病院(2009年10月)
- 市立函館病院(2015年2月)
青森
- 八戸市民病院(2009年3月)
- 青森県立中央病院(2012年10月)
福島
- 公立大学法人福島県立医科大学附属病院(2008年1月)
茨城
- 水戸済生会総合病院・国立病院機構水戸医療センター(2010年7月)
千葉
- 日本医科大学千葉北総病院(2001年10月)
- 君津中央病院(2009年1月)
静岡
- 聖隷三方原病院(2001年10月)
- 順天堂大学医学部附属静岡病院(2004年3月)
長野
- 長野県厚生農業協同組合連合会佐久総合病院(2005年7月)
- 信州大学医学部附属病院(2011年10月)
大阪
- 国立大学法人大阪大学医学部附属病院(2008年1月)
三重
- 三重大学医学部附属病院・伊勢赤十字病院(2012年2月)
兵庫
- 公立豊岡病院組合立豊岡病院(2010年4月)
- 兵庫県立加古川医療センター(2013年11月)
高知
- 高知県・高知市病院企業団立高知医療センター(2011年3月)