ニコラ・フラメル

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ニコラ・フラメル

にこらふらめる

Nicolas Flamel。英語圏の読みでは「ニコラス・フラメル」。1330〜1417。フランスの化学者・錬金術師。(→よって、「ニコラ・フラメル」の方が正解。)

本業は代書屋・出版業者*1。ながら、夢で天使に告げられた古書を手に入れ、カバラ学者の協力を得て解読。更に実験を重ねて解釈の精度を高めていった。(因みにこの逸話はジュール・ヴェルヌの『地底世界』にオマージュ模倣されている。)

この際、金属変成を3度は成功した、と、「象形寓意図の書」*2に書かれている。また不老不死の霊薬〔エリクシール〕を作った錬金術師として、彼は伝説になっている。

これらの事業の成功で揚げた収益を教会や病院に寄贈し、徹底的に善人として尊崇された。(「サンタ」のモデルである270〜343年の小アジアのミュラの司教である「聖ニコラウス」といい、鼠小僧次郎吉のように困窮した家庭に必要資金を放り込んだり〈盗みはしなかったが!〉、病人や老人・子供といった生活弱者に惜しみなく与えたり、どうも「ニコラ」って人名には善人が多いようだ。)

ハリー・ポッターと賢者の石』でも、伝説の人物ということで再三、触れられている。またマイケル・スコット著のファンタジーシリーズが発表されている。

アルケミスト 錬金術師ニコラ・フラメル

アルケミスト 錬金術師ニコラ・フラメル

*1:「宣誓書籍販売人」という肩書きで、聖書の出版・販売を許される職業。聖職者に連なるとされる

*2:ただし後年の研究によると、これはフラメルの死後に書かれた偽書らしい