もともとはアメリカを中心に2012年ごろから登場し始めた、Webメディアの広告手法のひとつ。Native Ads(ネイティブアド)。
Webメディアにおいて、ユーザーが慣れ親しんでいる文脈に、自然な機能やデザインをでPRしたいコンテンツを置くことで、より興味を集めるオンライン広告の手法。広告主は有料広告を押し付けがましく無く提示し、ユーザーによりクリックしてもらいやすくしたいという意図があるため、注目されている。
比較的新しい言葉のため、厳密な定義は定まっていないが、概ね以下の2種類のいずれか、または両方を指すことが多い。
アメリカでは、「メディアや編集記事と親和性の高い、記事のような広告」のような、従来の記事広告の発展系を指すことが多い。こうした記事広告は、日本のメディアでは古くから存在するため、日本においては特に目新しいものではないという指摘もある。記事広告の場合、ほとんどの場合において記事サムネイル周辺に「AD」「PR」など広告であることを示す。
TwitterやFacebookのようなタイムライン/ストリーム型のメディアにおける、通常の投稿の流れの中に同じような形式で差し込まれる広告(「AD」や「PR」などの表記付き)のことを「ネイティブ広告」と呼ぶこともある。日本ではどちらかというと、この形式の方が新しい広告の形態として認識されている。