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ネオニコチノイド

サイエンス

ネオニコチノイド

ねおにこちのいど

クロロニコチニル系殺虫剤の総称。タバコの毒成分・ニコチン様の化学物質。Neonicotinoid。

最近は有機リン系農薬の替わりに世界的に広く使用され、シロアリ駆除やペットのシラミ・ノミ取り、ゴキブリ駆除などにも使用される。

脳内のシナプス部分の後膜に存在する、神経伝達物質アセチルコリン」の受容体ニコチンアセチルコリン受容体(nAChR)」に結合し、神経を興奮させ続けることで昆虫を死に至らしめる。

世界のあちこちで見られるミツバチの大量死の原因物質ではないか、という説もある。

現在、農薬のなかで主流になりつつあるのがネオニコ系。果物から野菜まであらゆる農産物に使われるが、人間の神経細胞を攻撃して、主に脳と自律神経を狂わす大変な毒物。中毒を起こす患者も出ている。

ネオニコチノイド中毒は、頭痛抑うつ意識障害など中枢神経症状が多く見られるのが特徴。ほかにも、筋肉のけいれんや痛み、発熱、手足の冷え、腹痛に咳、また頻脈や極端に脈が遅いといった症状も。摂取量が多いほど、症状は重篤化していく。

日本の残留基準値は、欧米に比べて異常に高く、お茶はEUの300倍も甘い。体重25キロの子どもが、基準値の極限までネオニコ系農薬を使ったぶどうを1日500グラム食べれば、許容量オーバー。