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バルディエル

アニメ

バルディエル

ばるてぃえる

アニメ新世紀エヴァンゲリオン」の敵キャラクター使徒の一。

 

参号機及び、それに寄生した粘菌状の使徒

 米国ネバダに設けられた特務機関NERV第二支部は、エヴァ四号機、半径89キロ以内の関連施設共ども消滅した。

 原因は、S2機関の搭載実験中の事故である。

 この第二支部消滅事件が、米国政府をしてエヴァ参号機の日本移管を決定させ得たのは間違いない。

 エヴァ3号機は、エヴァ4号機と共に米国が建造権を主張し、米国NERV第一、第二支部でそれぞれ建造されていた機体である。

 カラーリングはダークブルー。

 光学センサーは初号機に酷似した二眼タイプで、その頭部は全体的に初号機を想起させるが、頭部以外はエヴァ弐号機と同型である。

 実戦ではEVAシリーズを凌駕する戦いを見せた参号機だが、これは第十三の使徒に寄生されたと云う特異な現象故であり、元々の能力は弐号機とほぼ同様である。

 弐号機以降のEVAシリーズは、エヴァの第1次整備計画の一環と考えられ、恐らく米国第2支部で欠損した4号機も同型であったと考えられる。

 専属パイロットはフォースチルドレン−−−鈴原トウジ

 参号機の移送直前に、マルドゥック機関により発見された14才の少年である。

 日本へと移管された参号機は、NERV本部の指揮下に置かれ、エヴァ零・初・弐号機と共に第3新東京市の防衛に当たるはずであった。

 米国NERV第2支部消滅事件より、エヴァ参号機はエヴァ専用長距離輸送機で日本の松代第2実験場へと移送された。

 日本での起動実験は、先の事件を考慮してか、無人の地下仮説ケイジにて行われた。

 更にE計画責任者赤木リツコ博士、EVA部隊の実戦指揮官葛城ミサト三佐、加えて日本のスタッフ等、望み得る最高の人員を配しており、万全を期した布陣と云えよう。

 起動実験は初期段階に於いて、赤木博士に「即、実戦も可能」と言わしめる熟成度を見せたが、フォースチルドレン搭乗直後に暴走。回路切断等の措置も効果無く、実験場を離脱し単独行動を開始した。

 当初は、使徒識別の為の『BLOOD TYPE』もBLUE(使徒の反応)ではなくORANGEであったため、参号機は暴走と考えられた。

 しかし、後にNERV司令官・碇ゲンドウによって第十三使徒と識別され、その時点でエヴァ3号機は破棄、司令により撃破命令が下された。

 第十三の使徒エヴァ参号機に侵入を果たしたのは移送途中と考えられる。

 米国第2支部及び松代第2実験場に比べ、輸送機及び護衛機は使徒を探査する設備を持たない。意図的なものかどうかはともかく、その弱点をつかれた形である。

 整備中にはエントリープラグ部分に、粘菌状の姿が見てとれる。

 輸送機のボイスレコーダーに残された通信記録からは、到着時刻を遵守するために敢えて積乱雲に入った事が判る。恐らく、この積乱雲の中に潜んだ使徒に侵入されたのだろう。

 だが、本使徒が活動を開始するのは松代での起動実験後である。

 これは使徒の性質が、所謂寄生虫の様なものであるためだろう。

 起動実験まで使徒が活動状態にならなかったのは、恐らく宿主(=エヴァ3号機)が活動状態でなかったためと考えられる。

 第十三の使徒は、松代第2実験場より徒歩で移動、野辺山付近で待機していたエヴァ零・初・弐号機と戦闘に入った。

 この際、通常の実戦指揮官である葛城三佐、及びE計画責任者赤木博士は、松代で負傷しており戦闘には不参加。

 指揮はNERV司令官である碇ゲンドウ自らが取っている。

 3体の中で最初に戦闘に入った弐号機は、使徒先制攻撃により瞬時に沈黙。

 司令部は、零・初号機を合流させての撃滅を指示するも、使徒に機先を制され合流前に零号機は無力化される。

 最終的には、未完成のダミーシステムを起動する事により本使徒は撃破されるが、作戦としては非常に未熟なものと言えよう(各個撃破を許した事、及び明確な反撃方法を指示できなかった事は、葛城三佐、赤木博士の不在に起因していたのだろうか)。

 野辺山の戦闘に於いて、本使徒は零号機に対しても侵入を試みている。

 この時に使用された溶解液の様なものは、恐らく零号機の外部装甲を排除するためのもの。

 使徒は、3号機に寄生する事でEVAシリーズの構造を知ったのだろう。

 相変わらず高い使徒の学習能力には驚かされるが、問題は侵入の方法ではなく、新たに侵入を企図した事にある。

 零号機本体への寄生は、左腕の強制切断により免れたが、その後も参号機(第十三の使徒)は変わらず活動状態にある。

 これは参号機から零号機への侵入が『移動』ではなく『分体(多細胞生物の分裂)』であった為であろう。

 分体能力に関しては、第七の使徒で既に確認されているが、この使徒は第七の使徒と違い、複数回の分裂を繰り返す事が可能と見られる。

 また注目すべき点は、寄生した使徒が宿主の形質さえ変え得る点である。

 例えば、EVAシリーズの活動限界を超えた長時間活動−−−恐らく内部電源ではなく、第十三の使徒が新生した動力源を利用しているためだろう。

 3号機暴走直後に体内で確認された高エネルギー反応がその動力源と思われる。

 こうした新形質は、野辺山での戦闘で更に明らかになる。

 弐号機を一撃で活動停止に陥らしめたパワー、零号機の射界から消え失せた起動性、極めつけは、初号機のと戦闘で見せた、両腕を伸長させての攻撃である。

 エヴァだけでなく装甲、非生物すら変質させ得る−−−既存の寄生生物では考えられない形質である。

 ちなみにバルディエルは、『霰(あられ)』を象徴する天使である。

「KAZUMAの館 エヴァ物知り辞典」より

Bardiel

エノク書によれば雹と霰の天使。ヘブライ語の霰BaradからとったBaradielバラディエルという表記も多々見られる。両者が同じ天使なのかは不明。