パタフィジック

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パタフィジック

ぱたふぃじっく

詩人劇作家アルフレッド・ジャリが『フォーストロール博士言行録』(1898年頃作で死後の1911年刊)の中で用いた用語。

形而超学」とも呼ばれる。


「潜在性によって記述された対象の諸特性を象徴的に輪郭に帰する、想像力による解決の科学」と定義される。

 詳しくは、ジャリ自身が次のように定義している。「付帯(エビ)現象とは、現象にさらに付け加わっているものである。バタフィジックの語源はエビ(メタ・タ・フジカ)と記されるに違いない〔訳注。エピもメタも「〜の後に来るもの」を示す接頭辞〕(中略)。 パタフィジックは、形而上学(メタフィジック)に──その内部にであれ外部にであれ──さらに付け加わっているものの科学であり、形而上学物理学(フィジック)を超えて先へ広がっているのと同じだけ、パタフィジック形而上学を超えて先へ広がっている。そして、付帯現象はしばしば偶然の出来事であるから、パタフィジックは──科学と言えるのは普遍の科学だけだと言われようとも──特殊の科学になるであろう。 パタフィジックは、例外を支配する諸法則を研究し、この世界に追補される世界を解明するであろう。(中略)定義──パタフィジックは、虚数解の科学であり、仮想性によって記述される事物の輪郭と属性とを象徴的に一致させるものである。」