ピエール・アンリ

音楽

ピエール・アンリ

ぴえーるあんり

1927年12月8日パリ生まれ。7才から音楽を学び、パリ国立高等音楽院でオリビエ・メシアンナディア・ブーランジェに師事、作曲を学ぶ。40年代半ばにはオーケストラピアノパーカッションを演奏するが、伝統的な楽器を好きになれず、様々な物体を擦ったりぶつけたりして得られる音(ノイズ)による音楽実験をおこなっていた。40年代後半外界の音を録音し、それを電気的に加工して作品とする"ミュージック・コンクレート"の創始者ピエール・シェフェールと出会い、49年シェフェールが創設したRTFエレクトロニク・スタジオに参加、共同で電子音響作品の制作をはじめる。

50年代半ば振付家のモーリス・ベジャールアンリに注目し、自らのバレエのためにアンリの作品を使用しはじめ、「オルフェ」「ひとりの男のためのシンフォニー」「扉と溜め息のためのヴァリエーション」「緑の女王」「旅」「現代のためのミサ」など数々の作品を発表した。他にも映像やジャンルを超えたコラボレーションも多く、シャルル・ベルモン監督「うたかたの日々」<68>やケン・ラッセル監督「アルタード・ステーツ/未知への挑戦」<79>等の映画の中でアンリの作品が効果音として使われたり、イギリスのロック・バンド、スプーキー・トゥースと共演アルバムをリリースしたりした。

70年代以降もミュージック・コンクレート的な手法を追求し続け、独自の音響彫刻を制作してきたアンリは、ミュージック・コンクレート誕生50周年を迎えた98年、大きな脚光を浴びた。

一方90年代に入ってからは、クラブ/テクノ・ミュージックの元祖としてクラブDJからも熱い注目を浴びている。同時にアンリ自身も活動を活性化、クラブ・ギグなどを行う。

現在72歳のアンリは名実ともに"テクノの祖父"として新しい創作に意欲を燃やしている。

http://www.universal-music.co.jp/classics/non_cla/pierre_henry/p_henry.htmlより引用。全角英数字は、半角に書き換えた。

なおピエール・アンリの最近のすがたは、映画『モジュレーション』(ASIN:B000084TNZ)などで見ることができる。