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ファルモルビシン

サイエンス

ファルモルビシン

ふぁるもるびしん

1975年イタリアで開発された、アントラサイクリン系の抗がん性抗生物質の名称。

ペニシリンなどの一般的な抗生物質と同じく、元々は、土の中に存在する微生物によってつくられた細胞の発育を阻害する物質を利用して合成された薬剤。77年にミラノ国立がん研究所で臨床試験が開始され、血液がんや各種の固形がんに対する効果が確立。日本では80年代に入ってから試験が始まり、89年に輸入し承認される。現在までに有効性が認められ、保険適用の対象となっているがんは、急性白血病悪性リンパ腫乳がん卵巣がん、胃がん、肝臓がん、尿路上皮がん(膀胱がん、腎盂・尿管がん)などがある。