フィルムグレイン

映画

フィルムグレイン

ふぃるむぐれいん

[Film grain]

狭義にはフィルムに残るハロゲン化銀粒子、またそれが写真上に残すノイズのこと。フィルムで撮影された動画の場合は、そのノイズが画面全体をザラザラと彩り、映像に質感を与える要素のひとつとなっている。一般的には後者の映像効果を指す言葉。

近年では映画などの分野で画面演出として故意に用いられ、デジタル機器でクリアな映像を作ることのできる現在でも、映像に雰囲気を出すためのエフェクトとして使われている。

しかしデジタル媒体では制作者の意図通りの効果を生むことが難しく、DVDなどに記録・再生する際に低ビットレートで変換されたりノイズリダクションをかけられたりすると、粒子が消滅してしまったり、圧縮に伴って意図しないノイズが付加され画質の著しい低下を引き起こしてしまう問題がある。

ハイビジョンや新世代の大容量メディアが登場したことでそれらの問題は解決可能になりつつあるが、低ノイズ高画質を求める風潮から見る側がフィルムグレインの効果に理解を示さない場合も見受けられる。