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フェロミア

医薬品

概説

鉄分を補給するお薬です。鉄不足による貧血に用います。

作用

鉄は赤血球の原料です。不足すると鉄欠乏性貧血を起こします。鉄分の多い食事をすることも大切ですが、一度、体内の鉄分が枯渇すると、食事だけではなかなか回復できません。このような場合に、このお薬で鉄分を補給してあげます。

注意

【診察で】

  • 胃腸の悪い人など持病のある人は医師に伝えておきましょう。
  • 市販薬も含め、服用中の薬を医師に教えてください。

【注意する人】

胃潰瘍や大腸炎など胃腸に病気のある人は、慎重に用いる必要があります。

【飲み合わせ・食べ合わせ】

薬の飲み合わせによっては、お互いの吸収が悪くなります。たとえば、ニューキノロン抗菌薬や、テトラサイクリン抗生物質、これらの薬効を減弱させるおそれがあります。服用時間を2〜3時間あければ大丈夫です。

また、お茶でこの薬を飲むと、多少吸収が悪くなる可能性があります。それほど気にしなくていいのですが、濃いお茶やコーヒーと同時に飲むのは避けたほうがよいかもしれません。

【使用にあたり】

  • かみ砕いてはいけません。そのまま、多めの水で飲んでください。
  • 空腹時や寝る前に飲むと吸収はよいのですが、胃を荒らすことがあります。医師の指示によりますが、胃の弱い人は食後に飲んだほうがよいでしょう。
  • まもなく貧血症状が改善されますが、その後も2〜6カ月間は続けます。鉄分の体内貯蔵量を十分にするためです。

【その他】

  • 鉄分の吸収を高めるためビタミンCといっしょに飲むことがあります。
  • 薬の影響で便の色が黒っぽくなるかもしれません。また、便潜血反応で偽陽性となる可能性があります。
  • 一過性に歯が茶褐色に着色することがあります。歯磨きをよくするようにしましょう。
  • 子供の手のとどかない所に保管してください。子供の場合、数錠でも激しい中毒症状を起こすおそれがあります。万一、誤って多量に飲んでしまった場合、牛乳をたくさん飲ませて、できたら吐かせ、即刻受診してください。

食生活

鉄分は、体内に一定量が貯蔵され、寿命のきた赤血球から再利用されます。したがって、ふつう、不足することはありません。ただ、育ち盛りの女子、妊娠中の女性などは不足しがちです。鉄が不足すると、氷など変なものを食べたくなることがあります(異食症)。鉄は、肉類、レバー、ウナギひじき、しじみ、あさり、のり、大豆ほうれん草などに含まれます。良質なタンパク質といっしょにとることが大切です。バランスのよい食事を十分にとるようにしましょう。

【備考】

  • 血液中の赤血球は、体に酸素を送る役目をしています。貧血は、この赤血球の減少や異常により起こります。ひどくなると顔色が悪くなり、息切れ、疲れ、動悸、めまい、頭が重い感じ・・といった症状がでてきます。いろいろなタイプの貧血がありますが、一番多いのは鉄分の不足による「鉄欠乏性貧血」です。鉄は、赤血球の原料なのです。
  • 鉄欠乏性貧血の原因として、体内でなんらかの出血が続いている可能性があります。出血は体内の鉄分を失うことでもあるのです。女性に貧血が多いのは、生理により血液が失われるためです。

効能

鉄欠乏性貧血

用法

  • 錠50mg..通常成人は、鉄として1日100〜200mg(2〜4錠)を1〜2回に分けて食後経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
  • 顆粒..通常成人は、鉄として1日100〜200mg(1.2〜2.4g)を1〜2回に分けて食後経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

副作用

わりと多いのは、吐き気や腹痛、下痢便秘などの胃腸症状です。徐々に慣れてくることが多いのですが、ひどいときは受診するようにしてください。空腹時や寝る前に飲んでいるときは、食後に変えることで胃の負担を軽くすることもできます。

重い副作用はまずありませんが、誤って大量に飲んだりすると、胃腸から出血したり、鉄の中毒症状を起こすおそれがあります。とくに、子供の誤飲には注意が必要です。

  • 吐き気、吐く、食欲不振、腹痛、下痢便秘
  • 発疹、じん麻疹、かゆみ
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