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フランツ・ファノン

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フランツ・ファノン

ふらんつふぁのん

Frantz Fanon(1925-1961)

西インド諸島マルチニック島生まれ。第2次大戦では自ら志願してフランス軍に参加して戦った。戦後リヨン精神医学を専攻。1952年に処女作『黒い皮膚・白い仮面』を出版。やがて白人女性と結婚。1953年アルジェリアの病院に赴任。1年後アルジェリア革命が勃発すると、これに強く動かされてFLN(アルジェリア民族解放戦線)の闘士たちを援助。1956年辞職、国外脱出、以来FLNに身を投じ、そのリーダーの一人となった。闘争の間隙を縫って、『革命の社会学』『地に呪われたる者』を執筆。白血病に冒され、独立の日を待つことなく、1961年に36歳の若さで死去。死後『アフリカ革命に向けて』が公刊されている。植民地支配下の暴力のあり方の分析を通じて、独自の暴力論を唱え、60年代以降の第三世界の独立闘争に多大な思想的影響を与えた。

(参考:鈴木道彦『地に呪われたる者』解説他)